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前章までの話でようやく資産形成を効率的に行える形を説明できたので本章からはいよいよ本格的に資産形成をスタートしていきましょう。
まずは生活防衛資金を貯めてリスクに備えられる状態を作りましょう。
生活防衛資金については下記で説明していますので参考にしてください。
本記事では生活防衛資金を作るにあたって意識するポイントを説明します。
具体的には次の3つです。
- 独身の場合でいくら必要なのか把握する
- 貯め方をどうするか考える
- 貯まった後に使う事になったらどうするか考える
家族がいる方は何かと急なお金が必要になることがありますが、独身の方であればある程度計算の目処が立ちやすい為、独身の方には特にオススメです!
独身の場合でいくら必要なのか把握する
生活防衛資金を作っておけば副業を始めるにしても転職するにしても起業するにしてもより積極的な行動を取れるようになります。
例えるなら、命綱(生活防衛資金)があるから失敗しても取り返しのつかない状況にはなりづらいと色々チャレンジできる状態になれます。
以下に目安となる金額を一覧にしました。
月家計費 | 6ヶ月分 | 12ヶ月分 | 18ヶ月分 | 24ヶ月分 |
10万円 | 60万円 | 120万円 | 180万円 | 240万円 |
15万円 | 90万円 | 180万円 | 270万円 | 360万円 |
20万円 | 120万円 | 240万円 | 360万円 | 480万円 |
25万円 | 150万円 | 300万円 | 450万円 | 600万円 |
30万円 | 180万円 | 360万円 | 540万円 | 720万円 |
僕は家計費10万円で2年分(24ヶ月分)の生活防衛資金を貯めることを決めました。
なぜ2年分なのかという理由を詳しく説明します。
まずFIRE達成までは仕事もフルタイムでしている状態なので1年分で充分かなと思います。
ですが、問題はFIRE達成後の生活です。
達成後の生活で生活費部分は株を4%ルールによって取り崩した金額で賄うという予定なんですが、4%ルールは株式が安定的な利回りで運用している場合のみ有効であり、暴落する相場の時に同じ様に取り崩しを行うと長期的な経済的自立が難しくなります。
そこで生活防衛資金がしっかりあると生活費に対して株の取り崩しを最小で行い、防衛資金をメインで使って生活できます。
暴落が終わって安定期に入れば資産は回復していくので、また防衛資金を貯めつつ生活をすることで経済的自立状態を長引かせることができます。
でも暴落って何年続くかわからないんじゃないの…
僕もそう思い色々な本で調べたんですが、過去の大体の暴落相場の期間は長くても2〜5年が最長なので、未来は不確実ですがほとんどのリスクはカバーできていると思います。
よって僕は2年分という金額を設定しました。
貯め方をどうするか考える
いくら必要かがわかった所で次はどうやって貯めていくか方法を考えていきます。
僕が生活防衛資金を貯める方法は定期積金一択でした。
就職時は株式投資で資産を増やすという発想事態がなく、節約と貯蓄でしか考えていませんでした。
しかし、そのことで結果的には次のことが身につきました。
どうして先取り貯金でなく定期積金を使うのかはフェーズ3で説明しているので参考にしてください。
以下は定期積金の目安表になりますので参考にして下さい。
掛込期間/掛け金 | ¥10,000 | ¥20,000 | ¥30,000 | ¥40,000 | ¥50,000 |
1年間 (12回) | ¥120,000 | ¥24,0000 | ¥360,000 | ¥480,000 | ¥600,000 |
2年間 (24回) | ¥24,0000 | ¥480,000 | ¥720,000 | ¥960,000 | ¥1,200,000 |
3年間 (36回) | ¥360,000 | ¥720,000 | ¥1,080,000 | ¥1,440,000 | ¥1,800,000 |
4年間 (48回) | ¥480,000 | ¥960,000 | ¥1,440,000 | ¥1,920,000 | ¥2,400,000 |
5年間 (60回) | ¥600,000 | ¥1,200,000 | ¥1,800,000 | ¥2,400,000 | ¥3,000,000 |
定期積金はボーナス時の設定もできるので余裕のある人はボーナス金額も設定してみましょう。
僕の場合は生活防衛資金意外(車の税金や保険代金・車検代金等)も定期積金で自動積立していて、なるべく支出のことを気にせず生活するようにしています。
正直いつの間にかお金が貯まっているのでたまに定期積金残高を確認すると意外と貯まってるなと感じて気が楽になりました。
貯まった後に使う事になったらどうするか考える
目安金額と貯め方が決まったら最後に貯まった後に使う場面が来た時のシュミレーションです。
実際に生活防衛資金を使う様な状況になった時に収入が全くゼロの状態だと冷静な判断ができないだろうと思います。
株式を狼狽売りしたり、やりたくない仕事しか選べないことは僕にとっては地獄の様な状況です。
対策としては
- 本業と別の収入を副業で作る
自分のやりたいことでお金を稼げる様に本業とは別の仕事を副業で作っておくということです。
これができると暴落時でも生活費を丸々生活防衛資金から出さなくても副業の収入と合わせて計算できる為、生活防衛資金が減る期間を長くできます。
生活防衛資金が長く使えると株式の狼狽売りという最悪な手段を避ける事にもなるので、経済的自立状態を続ける確率が高まります。
収入の柱がいくつもあることで様々な選択をとれるのですぐに稼げなくても少しずつでもいいので今から副業に取り組んでいきましょう。
- 生活費をなるべく小さくして生活できるようにする
生活費が少なければ少ない程緊急時に使えるお金に余裕が出てきます。
生活防衛資金を貯める時でも使う場合でも生活費が少ないことは有利に働きます。
注意すべきポイントはギリギリまで我慢してまで極端な生活費の減らし方をしないことです。
そんな方法は続かないからです。
自分にとって心地良よい最低ラインの生活を探しましょう。
まとめ
- FIRE達成前だけでなく、達成後の生活を考えて生活防衛資金を貯める
- 定期積金は色々な場面で使える貯蓄法なので使い方を覚える
生活防衛資金が貯まってしまえば何かあってもしばらく大丈夫という安心感から副業や転職にもチャレンジしやすくなると思います。ゲームでいえば何回でもコンテニューできる状態になるのでやりたいことをどんどんやっていきましょう。